DTMサロン自由が丘のミュージックブログ
こんにちは!DTMサロン自由が丘講師の内海です。
これから留学されたい方などのために、しばらく「バークリー音楽大学留学体験記~DTM編~」を連載していきたいと思います。
ただし私の体験記は、あくまでも私が留学していた当時の話になりますので、最新情報は学校の方に直接お問い合わせください。
バークリー音楽大学 留学体験記~DTM編~⑩
「バークリー音楽大学と言えば、ジャズの学校というイメージがありますが、
様々なジャンルの音楽を学べるところでもあります」と前回のブログで書きましたが、
今日はインド音楽を用いたエレクトロニック音楽について触れたいと思います。
インドというとみなさんは何を連想されますか?大多数の肩がカレーというかもしれませんね(笑)
最近では「バーフバリ 伝説誕生」や「バーフバリ 王の凱旋」という映画が人気ですよね。
私がいたElectronic Production and Design Majorでは、インド音楽とエレクトロニックミュージックの融合作品を作るクラスがあります。
そもそもインド音楽ってどういうもの?から始まり、自分で調べてきてクラスで発表することから始まります。
なぜインド?と思われた方もいらっしゃると思いますが、インドはITが盛んな国、
エレクトロニックミュージックを手がけているミュージシャンがたくさんいます。
中でも私はDevika Chawlaという女性のシンガーが好きです。
このクラスでは主に北インドの古典音楽を学び、最後には自作のオリジナルインドエレクトロニック作品の提出をします。
インドってみなさんはどういう音楽を想像されますか?ちょっと面白い音階を想像したりしませんか?
そうなんです。インド音楽はインドの音階でできています。
音階とはいうのはどうか?って意見もありますが、
Sa Re Ga Ma Pa Da Ni Sa(サレガマパサニダ)
という音階で、ラーガという旋法です。
Sa Re Re Ga Ga Ma Ma Pa Da Da Ni Ni
ド レb レ ミb ミ ファ ファ# ソ ラb ラ シb シ
※厳密にいうと、西洋の音階を使いバッチリ置き換えることはできません。
ちゃんと説明しようとすると長くなるのでちょっとだけ書くと
こういうことです。
シタールという弦楽器、タブラという打楽器を用い、ターラと呼ばれる独特のリズムを用いて演奏します。
有名なシタール奏者であったラヴィ・シャンカールは、ジャズシンガーのノラ・ジョーンズのお父上です。
インド音楽はなかなか奥が深いので、じっくり勉強せずして作品を作ることはできません。日本の音楽も異国の方にとってはそうだと思います。
他にも私はアフロキューバンパーカッションのクラスで、ラテン音楽の打楽器のリズムと奏法について学びました。
インド音楽もラテン音楽も打ち込んで再現するときは結構大変。
でも少し知っているだけで、音楽の幅が広がるものです。